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心配性の方は、本当に些細なことで、
すぐに不安になってしまったり、
人からちょっと何かを言われただけで
すぐに落ち込んでしまったりするので
本当に大変です。
気がかりなことに対しては、
完全にやり抜く態度を持つため、
常に自分を追い込んでしまうタイプで、
心の休む暇さえありません。
現に心配症の人が強迫観念や不安神経症、
軽度の鬱、または病気などになった場合に、
死亡リスクが高まるという研究があります。
不安、心配には共通していることがあります。
それは「まだ起きていない未来を悪いように
想像してしまう」ことです。
未来とは誰にもわからないことです。
誰にもわからない未来をネガティブに捉えて
しまいがちなのが「心配性」です。
では、人はなぜ心配性になるのか?
それは、過去の経験や体験(生まれてから
これまでの様々な経験や体験)によって、
自分の潜在意識の中に蓄積されたイメージです。
日本人はもともと、不安遺伝子を持つ人の
割合が他民族より高く、心配性の人が
とても多い国であると言われています。
心理学の研究によると、90%以上の人は、
「ああなったらどうしよう」と、
いつも事態が悪くなる方ばかりを
考えているようです。
★ 心配性を治すには?
心配性というのは、本来、特別悪いことでは
ないのですが、克服したいと思う程の心配性
というのは、自分でもあまりに度が過ぎてい
ると自覚をしているということだと思います。
実は、
心配性とは治すものではなくコントロール
していくものなのです。
★心配性の処方箋①
あるがままを認める
大体のケースにおいて、
「取り越し苦労だった」という経験が多く
あるのではないでしょうか?
心配しすぎても物事はうまくいくとは
限りません。そういう場合は、
心配をするのを止めてみる。
よく考えてみてください。
病的な心配症は別にして、
心配をするのはごく当たり前のことです。
不安を受け入れる勇気を持つことが大切です。
不安を受け入れると不思議と心配性が治って
いることもあります。
将来を悲観して悩んでもしょうがないので、
前向きに生きていけるように考えるべきです。
たとえ心配が的中したとしても、
何の得にもならないし、事が解決するのも、
心配したおかげではありません。
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心配することは、「お守り」にはなりません。
★心配性の処方箋②
イメージをポジティブにする
マイナス思考がプラス思考に変われば、
心配性はなおります。
いわゆるポジティブシンキングです。
心に思い浮かぶ悪い方向のイメージを、
安心感を持てるイメージに変えてしまうのです。
例えば、
心配性というのはその人の性格や性質に大きく
関係するので、自分は心配症なのではなく
誰より想像力が豊かだと考えみることで思考
の転換が図れます。
いきなり「プラス思考にかえなさい」と
いわれても難しいことで、一番簡単なのは、
常に、
ポジティブな単語をつぶやくという方法です。
「安心」「だいじょうぶ」「できる」「やれる」
といった単語になります。
心配性を治したい人が、心配性を治すためには、
自分の潜在意識の中に、プラスのイメージを
たくさん蓄積させることが、必要不可欠です。
★心配性の処方箋③
対策を行動に移す
不安や恐怖を抱えていても何も始まらないので、
今自分にできる行動を実際に起こしてみるのも、
心配症の克服方法の一つとなります。
将来の不安が止まらなくなったら、
そのためにできることを対策をして、
2つ、3つ考えてみます。
そして、それを実際に実践してみる、
ということが大切で、動き出した時に
不安というものは薄れてゆきます。
「不安を感じたら、自分のできることを済ます」
つまり、用心する・準備するということです。
例えば、
「地震が不安なら、
避難袋と避難場所を確認しておく」など。
「備えあれば、憂いなし。」ですね。
このように、不安に対する対策を行動に移す
ことによって、コントロールすることが大切です。
心配性の方は、実践してみてはいかがでしょうか?
小林 修
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