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そもそも人とは、同じものを見ても、同じこと
を感じないようにできています。
目の前にある現実は全く同じなのに、
ものの見方によって、気持ちの感じ方や行動に
まで大きな変化が現れてきます。
今日は、両面思考という考え方についての考察
になります。
「まだある」から頑張ろうと思うのか、
「まだある」と思って時間を無駄にするのか、
「もうない」と思って焦って手につかないのか?
まだ~。。。(まだ派)
もう~。。。(もう派)
と無意識に感じるのかは、日頃の過ごし方や
思考癖によって選択されると言われています。
「もう派」が口癖になっている人は、
人生を否定的に、消極的にとらえ過ぎている
と考えられます。
ちょっと視点を変えることで、
もう派からまだ派に考え方を直すことができます。
有名な事例が「コップ半分の水」の理論です。
コップ半分の水を見て、ポジティブな人は
まだ半分もあると考え、ネガティブな人は
もう半分しかないと考えるという例えがあります。
「もう半分しかない」というのは不満の表現であり、
「まだ半分も残っている」というのは感謝の表現。
「不満」と「感謝」の、この差は大きすぎるくらい
大きいと言わざるを得ません。
この捉え方によって、
その後の思考や行動にまで、大きな違いがでます。
ユーモアは、一つの状況をいろいろな角度から
見る目を与えてくれます。
「コップ半分の水」だったらあと半分も水を
足せるとも言えるし、小さいコップに入れたら
満杯になるとも言えます。
量的には、
「コップに半分入っている」
と
「コップが半分空である」
は同義です。
しかし、
意味合いが全く違います。
「半分入っている」状態から
「半分空である」であると
認識を変えることにより、
大きなイノベーションの機会が生まれます。
「コップの水」をお金、時間、人材などに
置き換えた場合、常に「まだ半分ある」と
思えた方が、「もう半分しかない」と考える
より、よりよいことが明らかです。
・事実は変えられなくとも、解釈は変えられます
今ある目の前の事実が現実なのです。
そこにマイナスの解釈を加えたところで、
苦しくなるのは誰かといえば、自分なのです。
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文句を言ったり、悔んだりしても事態は変わら
ないことを受け入れることがまずは必要です。
マイナス思考に陥っている人は、
基本的に物事の考え方がワンパターンで狭く
なっています。
だから、マイナス思考の人間が発する
ネガティブな発言に対しては、
今までと違った視点や考え方を提供する
「リフレーミング」が有効になってきます。
・「リフレーミング」とは、
この「考え方」を、 心理療法に応用したのが
「リフレーミング」という方法です。
リフレーミングとは、
特定の認知の枠組み
(常識・固定観念・判断基準)で捉えられて
いる物事を、視点や立場、価値観などの
フレームを切り替え、別の認知の枠組みで
捉えるという発想法のひとつです。
・上手なリフレーミングの方法
まずは、
不快な感情やマイナスな出来事だと感じた時に、
意識的にその感情を感じている自分がいる事に
気づくことが大切です。
仕事の場面でトラブルがあった時にも、
「自分は仕事ができない」と捉えるか
「成長する貴重な経験ができた」と考えるか、
受け止め方は様々ですが、
後者のような捉え方をした方が、次の成果に
つながることは確かです。
ここで、
同時にプラスとマイナスの「両面思考」
ができることが大切となってきます。
心理学的な見地だと、『まだ半分ある」
というプラス思考だけを認知をするのが
重要なのではなく、「もう、半分しかない」
と「まだ半分ある」の両面を自由に認知して
いけるようになることが大切です。
「まだ半分」は余裕や落ち着きを感じさせますが、
現実を直視せず逃避的・空想的な面もあり、
それだけでは生活していくのは難しいです。
「もう半分」は余裕が無いようではありますが、
事実を客観的に見ている面があるといえます。
思考は柔軟に、両面思考上手く活用したいですね。
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