Sponsored Link
元本保証と聞いて、気になった方が、大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
そもそも元本保証って?
今回のコンセプトとしては、一定期間流通しない形式で発行させて、ある一定期間
経過後、通常の株式に転換を行うことが出来て売却も可能とされています。
また、発行時の株価を下回っていた場合はトヨタ自身が株式を引き取って
くれるという代物です。この点において元本保証とうたっています。
さて、この商品買いたいと思う人?
購入者側の側面から分析は多くの方が書かれているので、あえて購入者
と反対側からこの商品を考察してみます。
まず、
トヨタ自動車は、株式の発行総額相当額を自社株買いで償却すると発表しています。
取得期間:
平成27年7月27日から平成28年3月31日まで
ちなみに、
発行価格等決定日:
平成27年7月2日(木)~平成27年7月7日(火)までの間のいずれかの日
発行価格:
発行価格等決定日の普通株式の終値×126%~130%
(需要状況ならびに普通株式の株価水準およびその価格変動リスク等を
総合的に勘案した上で、発行価格等決定日に決定)とされています。
発行価格の決定日から自社株取得までのタイムラグはありますが、
決定日から1円も下がらずにそのまま株価が上がり続けることなどありえなく。
発行価格より安く、トヨタ自動車は、自社株を償却できます。
当該商品の払い込み期日は、平成27年7月24日(金)となっており、一時的では
Sponsored Link
ありますが、(①当該商品の発行総額)-(②自社株買い取得費用)がトヨタの利益
となります。
今、仮に① 6000億円とすると、ザックリ②は5000億
①-② : 1000億円となります。
一定期間(約5年)の支払い(配当)は、平均年1.5%程度 金額にして、75億円となります。
1000億円 - 75億円 = 925億円 (トヨタが5年調達出来た資金)
かなり大雑把な計算ですが、トヨタ自動車側からみた資金調達イメージです。
説明資料によると平成32年9月以降に、転換請求権が発生します。
株価が上がっていた場合は、トヨタ自身が買い取りを行う必要性がなく。
顧客への資金の返金も発生しない。
株価が上昇した場合は、購入者と資金調達側、双方にとって、
非常にwin-winな コンセプトになっています。
株価が下落した場合は、投資家は、5年間平均で1.5%で資金を運用した。
ということになります。
この1.5%を低いとみるか?高いとみるか?はここの投資家の判断に委ねられることになります。
<ご参考>
第1回AA型種類株式に関するご説明資料
今回のお話は、ここまでです。
おーちゃんに質問がある方は、お気軽にコメント欄を利用ください。
★★★メルマガ登録いただけると、個別相談対応させていただきます。★★★
メルマガ登録はこちらより
【小林おさむ公式メルマガ】
→ http://samkobayashi.secret.jp/OMM_OK
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。